ボクシングのWBA世界フライ級王者・井岡一翔(27=井岡)が12日、大阪市内のジムで、同級6位キービン・ララ(21=ニカラグア)と対戦する3度目防衛戦(20日、エディオンアリーナ大阪)へ向けた練習を公開した。

 5回のスパーリングに加え、ミット打ちなどで汗を流した。調整は順調に進んでおり、スパーリングも100回を超えた。「ここまで来たらコンディションがすべて。まずは計量まで、1つ1つやり残すことなくやっていくだけ」と、迷いのない表情で話した。

 相手のララは現在18連勝中の新鋭で「アッパー系のボディーや左右のアッパーを打ってくる」と警戒。「軽量級なので1発で倒すのは難しいけど、しっかり試合を組み立てて流れの中でチャンスが来たら逃さず仕留めたい」と、昨年大みそかに続くKO防衛を見据えた。