プロボクシングの前WBC世界スーパーフェザー級王者で同級1位の三浦隆司(32=帝拳)が、12月17日(日本時間同18日)に米ロサンゼルスのザ・フォーラムで、同3位オルランド・サリド(35=メキシコ)と同級暫定王座決定戦を行うことが決定的となった。9月29日(同30日)、複数の米メディアが報じた。

 三浦は昨年11月に現王者バルガス(メキシコ)と対戦し、ダウンを奪い合う激闘も9回TKO負け。4度防衛中だった王座から陥落した。陣営はバルガスとの再戦を目指してきたが、今年6月の元世界2階級王者サリドとのV1戦で王者が負傷し、戦線離脱。次期防衛戦のめどが立たないため、ランク1位の三浦にチャンスが巡ってきた形だ。

 ともに好戦的な三浦-サリド戦への期待は高く、試合は米ケーブル局大手のHBOで放送され、興行のメインになる可能性も高い。都内ジムで練習を終えた三浦は「ベルトを失って1年で、こんなチャンスをもらえてワクワクしているし、燃えている。最後に立っているのが自分であるように、何としても勝ちたい」と約1年ぶりの王座返り咲きを誓った。