男女を通じて国内最年長のプロボクサーで、46歳の女子選手、猪崎かずみ(花形)が日本ボクシングコミッション(JBC)から引退勧告され、現役を引退することが19日分かった。猪崎は「正直に言って残念。自分としてはもう1度やりたい気持ちがあるが、いろいろな方と相談した結果、勧告を受け入れることにした」と話した。

 猪崎は鳥取県米子市出身。昨年1月にメキシコでのWBC世界女子スーパーフライ級王座への挑戦が決まりながら、WBC内部で年齢からくる健康管理面を危惧(きぐ)する声が上がり、2月に試合が中止となった。

 昨年11月にノンタイトル戦で2回TKO負けしたことでJBCから引退を勧告されていた。現在もWBC同級5位にランクされている。