<新日本:G1クライマックス開幕戦>◇6日◇東京・後楽園ホール◇観衆1900人

 IWGPヘビー級王者真壁刀義が、2連覇へ弾みをつけ損ねた。新鋭の内藤哲也を相手に押し気味に試合を進めながらも、キングコングニーをかわされてひざを強打。そのすきに攻勢に出られると、最後は高角度前方回転エビ固めを決められた。初戦黒星にも、真壁は「まあいいんじゃねえの。チャンピオンとしてマークされるのは当然。そうじゃなきゃつまんねえし」と落ち込む様子はなし。「これからだよ、面白くなるのは」と語気を強めていた。