現役復帰した総合格闘家の坂口征夫(37=坂口道場一族)が23日、横浜市内にある坂口道場で練習を公開した。30日のSRC年発興行、戦極ソウル・オブ・ファイト(東京・有明コロシアム)でジョン・ジンソク(韓国)と着衣ライト級マッチで対戦する。元プロレスラーで父の坂口征二氏(新日本プロレス相談役)をほうふつさせるような柔道着姿でトレーニングを披露した坂口は「裸で戦うのとは全然、違いますが、柔道から総合の技、打撃から柔道の技など組み合わせれば面白い戦いがみせられる」と口にした。

 坂口は今年2月に現役引退を表明し、4月に引退式を行った。しかし道場の後輩らを指導しているうちに「まだ戦うことができるのになんで彼ら(後輩)の後ろにいるのだろう」と悩み続け、最終的に現役復帰を決断していた。試合は昨年11月23日の朴光哲戦以来、約1年1カ月ぶりとなる。