18日のノア横浜大会(横浜文化体育館)で行われるGHCタッグ選手権の調印式が15日、都内で行われた。挑戦者組は小橋建太(44)のけがによる欠場で武藤敬司(49=全日本)が急きょ、潮崎豪(30)のパートナーを務める。

 武藤は「小橋のためでも、ノアのためでもなく、自分のために勝ちたいと思っている。客観的に見て、俺たちが王者になったほうが面白くなる。自分にとってはおいしい展開。勝ったら副産物がたくさんある」。本番までに1回も試合で組むことなく、ぶっつけとなるが「自分で自信を持っているのはアドリブ。その場で臨機応変にできる。自分の潜在能力を信じて頑張る」。潮崎も「最初は小橋さんとでしたが、今は武藤敬司を出してもらって、武藤敬司、潮崎豪で(タイトルを)取りたい気持ちが強い。武藤さんのひらめきに自分が合わせる」と話した。

 王者・秋山準(42)斎藤彰俊組の秋山は、20日の全日本の両国大会では3冠ヘビー級への武藤の挑戦も受ける。秋山は「2日後の3冠戦のことも意識して戦う。天才(武藤)は頭の中で思い描いたことができる。俺にとっては、それがこわい」。斎藤は「自分自身のため、パートナーのために戦う。プロレスLOVE、さらにパートナーLOVE。3冠戦に気持ち良く行ってもらえるように頑張る。絆です」と話した。