<JWP>◇24日◇東京・後楽園ホール◇観衆871人

 JWP所属選手同士によるJWP&POPジュニア2冠戦は、勝愛実(18)が王者・ラビット美兎を破り、第23代JWP&第13代POPジュニア王座を奪取した。

 勝はタイトル戦直前の16日、道場マッチでは脳震盪を起こし、救急車に運ばれた。試合前は、体調不良の不安から眠れない日々が続いたという。それでも、タイトル戦では影響を感じさせない動きで、王者の勢いを封じ込む。最後は、元JWPジュニア王者・輝優優譲りのレッグラリアットからブロックバスターで3カウントを奪い、ラビットの10カ月に及ぶ長期政権にピリオドを打った。

 勝は「初ベルトということで、巻いてみると1個1個の歴史を感じるし、その重みを感じながらジュニアのトップに立てる選手になりたいです」と、世代のトップとしての決意を語った。