ビル・ロビンソン氏の死去に、元プロレスラーのアニマル浜口氏(66)もショックを隠せなかった。国際プロレスの若手時代に「ロビンソン教室」でレスリング学んだ。「バックの取り方とか、関節技とか、本当に基礎を教えてくれた」。英国紳士で、映画俳優のような容姿。「かっこいい男でね。すべての技が芸術的で、日本人のファンも多かった」と振り返った。

 コーチとして五輪に参加した経験もあるほど、アマレスの指導にも精通。06年アテネ五輪後に日本で食事をしていた時は、浜口氏の長女で銅メダル獲得した京子の活躍を喜んでくれた。「ビリー(ロビンソン)にとっては弟子の弟子。京子のレスリングのことも、いろいろ話してくれた」という。「私にとって大先輩であり、先生。日本プロレス界の宝ですよ。寂しいけれど、天国から京子のことを見守って欲しい」と、冥福を祈りながら話していた。