W-1の真田聖也(26)は7日、都内の事務所で会見し、米国のプロレス団体TNAと契約すると発表した。真田は、TNAでXディビジョン王座を獲得するなどし、入団の誘いを受けていたという。

 前日6日の両国国技館大会で、米国でも人気のグレート・ムタに敗れたことで、TNAとの契約を決意。W-1との合意の下、異例のダブル契約という形を取る。

 「米国と日本で活躍し、ムタの存在を超えたい。W-1所属としていくが、契約や試合への出場はTNA優先になります」と話した。18、19日には米国ケンタッキー州で行われるTNAの大会に参加予定。8月までに契約する方向。

 またこの日、W-1は東京・新宿のGENスポーツパレス内4階にある道場を公開。武藤敬司社長は「ここから世界へはばたくレスラーを出したい。将来はここで興行も考えたい」と決意を話した。

 同ビルの2階が事務所で、3階はウエートトレーングジムとなっている。船木誠勝は「30年やってきたけど、こんなに大きくて設備が整っている道場は初めて。ここで、どれだけ強い選手がつくれるか、楽しみ」と話していた。