<全日本:後楽園大会>◇27日◇東京・後楽園ホール◇観衆1378人

 秋山新体制になって初めての全日本後楽園ホール大会が27日に行われ、米国からドリー・ファンク・Jr(73)が参戦した。

 ドリーは第2試合の6人タッグに登場。西村、吉江と組んで、渕、大森、ウルティモ・ドラゴン組と対戦した。08年3月に引退試合を両国国技館で行い、昨年10月の全日本両国にも来日し、現在は3冠ベルトを管理するPWF会長を務める。

 1年ぶりのマットで大森とエルボーを打ち合い、渕から代名詞のスピニング・トーホールドでギブアップを奪った。

 メーンの3冠戦では、PWF会長として認定書を読み上げ、勝者のドーリングを祝福し、握手を交わした。「父の代から全日本と付き合い、秋山は私の教え子。全日本の発展を祈っています」と、うれしそうに話していた。