<プロボクシング:東洋太平洋スーパーウエルター級タイトルマッチ12回戦>◇18日◇東京・後楽園ホール

 同級1位沼田康司(30=真闘)が直接再戦で新王者になった。

 3月の同王座戦で引き分けた同級4位下川原雄太(32=角海老宝石)との対戦。初回から積極的に攻めたが、4回の公開採点は1-1。ここからロープへ詰めてのボディー攻撃で、8回の採点で2-0とリード。さらに攻勢となると、レフェリーストップによる10回30秒TKO勝ちで決着をつけた。08年の日本ウエルター級以来6年ぶりで2度目の王座獲得となった。

 前回引き分けた後に引退するつもりでトレーナーの勉強を始めていたが再戦決定した。「周囲がベルトとるまで続けろと。4回戦で教えられたことを思い出し、ボディー攻撃を練習して自信があった。見栄えの悪いタイトルですいません」と振り返った。