<プロボクシング:日本スーパーバンタム級王座決定戦10回戦>◇6日◇東京・後楽園ホール◇観衆1910人

 同級1位の小国以載(ゆきのり、26=角海老宝石)が同級2位の石本康隆(33=帝拳)に3-0の判定で勝利し、王座獲得に成功した。

 4回にパンチを浴びた左目横から出血も、ボディーを中心に攻撃を展開し、世界ランカー同士の激しい打ち合いを制した。

 昨年3月にプロ初黒星を喫し、東洋太平洋同級王座から陥落。2本目のベルトをつかみ取り「勝てて良かった。ボディーをたたいていく作戦だった。うれしいが、ここで満足してはだめ。ここまで来たら世界を取りたい」と話した。小国は戦績を14勝(4KO)1敗とした。