WBC世界スーパーバンタム級2位の西岡利晃(32=帝拳)が、「ウィラポンの幻影」を打ち破って世界の頂点に立つ。同級3位ナパーポン(タイ)との暫定王座決定戦(15日、パシフィコ横浜)で、過去4度も挑戦を退けられた元世界王者ウィラポンが、相手のセコンドに付くことが5日、分かった。ウィラポンは6月に引退した後、同じジムの後輩ナパーポンを指導。西岡を苦しめた右パンチなどを伝授したという。
相手の背後にちらつく天敵の影。だが、今の西岡に恐れはない。最後にウィラポンと戦った04年3月の世界戦以降、くさらず焦らず、世界戦のチャンスを待った。心技体ともに成長した自負がある。「昔の自分とは違う。(ウィラポンは)好きなようにしてください」と余裕を漂わせた。
この日のスパーリングでは鋭いワンツー、接近戦からの強烈な左アッパーなどを披露。「たくさんの経験を積ませてもらったウィラポンには『ありがとう』と言いたい。(学んだことを)5度目の世界戦ですべて出す」と意気込んだ。


