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吉田が菊田に判定負け「引退」示唆/戦極

菊田(左)の左フックを顔面に受ける吉田
菊田(左)の左フックを顔面に受ける吉田

<戦極:埼玉大会・戦極の乱2009>◇4日◇さいたまスーパーアリーナ

 吉田秀彦(39=吉田道場)はライトヘビー級(93キロ以下)の一戦で菊田早苗(37=GRABAKA)に判定負けし「これで引退かも知れない」と発言した。

 吉田にとって敗戦のショックは大きいものだった。試合後の会見で「(今後は)分からない。これで引退かもしれないし、しばらくゆっくり休みたい。今後の目標? 目標もくそもないですよ、これじゃあ」。頭をアイシングしながら、淡々と「引退」という2文字を口にした。

 この試合にかけていた。01年にアブダビ・コンバットで優勝し「寝技世界一」といわれる菊田対策として、3年ぶりに柔道着を脱いで戦った。「菊田はグラウンドが強くて決めるチャンスは少ないと思っていたので」と、打撃戦で勝機を見いだそうとしたが、1回1分半すぎには、左ハイキックを放ったところで倒されてマウントを取られた。2、3回も、菊田に終始ペースを握られた。

 15キロ減量した影響かスタミナの消耗も予想以上に早かった。「体重を結構落としたので、落とすのに体力がついてこなかったかな。昔の感覚でやっているとだめだなと感じました」。約1カ月前には左腕にしびれも感じながらリングに上がったが、体が思うように動かず、日本人選手を相手に総合格闘技初の黒星を喫した。「体が試合できる状態でなかったら、無理しても結果はついてこないのが、今日やってよく分かった」と、つぶやいた。

 多くのファンを魅了してきた吉田も、今年で40歳になる。「前厄なので、いいことがないのかな。自分の体を酷使してきたので、ゆっくり休んで体も気持ちもリフレッシュして考えたい」。その発言を伝え聞いた國保代表取締役兼広報担当は「悔しさがそういう言葉になったのではないか。戦極の舞台で力を発揮してほしい」と現役続行を望んだ。旗揚げから約1年、戦極を引っ張ってきたエースが大きな岐路に立った。【浜本卓也】

 [2009年1月5日8時57分 紙面から]


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