同僚らの大声援をバックに、WBC女子世界ライトフライ級王者富樫直美(33=ワタナベ)がKO防衛を狙う。5月2日に東京・後楽園ホールで2度目の防衛戦に臨む。28日に都内のジムで、2回のスパーリングを披露した。

 当日は初めて横断幕が掲げられる。フレーズは「富樫の力は無限大」。助産師として勤務する病院の同僚が考え、カンパを集めて作った。前回もトランクスを用意してくれた。病院からは院長をはじめ、100人以上が応援に駆けつける。

 元患者の同級生も来る。400人以上赤ちゃんをとりあげたが、中学で同級だった夫婦の第2子も。まだ1歳と本人の観戦は微妙だが…。初防衛戦後には医療関係者によるファンクラブも発足し、応援団の総勢は250人を超える。富樫は「職場の仲間の理解や支えがあっての両立。勝つと喜んでくれる。負けられない」と一層力が入る。

 10日前に相手が変更も前向きにとらえる。「同じ左だし、もともと苦手ではない。相手が長身の分、中に入って左ボディーからコンビネーションで」と、KOパターンも完成した。ハードワークの助産師が、ハードパンチでベルトを守る。【河合香】