5月26日にWBC世界フライ級王者内藤大助(34=宮田)に挑戦し、判定負けしたがダウンを奪う大健闘を見せた同級10位熊朝忠(26=中国)が、7月7日に日本で再起戦を行うことが5日、分かった。相手は内藤の同僚でWBC世界スーパーフライ級24位の粉川拓也(24)。宮田ジムが「ポスト内藤」と期待する男の試金石として再来日する。

 熊は内藤戦が世界初挑戦だったが、右の強打を武器に、6回に王者からダウンを奪い、8回にもダウン寸前に追い込んだ。判定で敗れたとはいえ、その実力は日本国内でも高く評価された。今回は試合まで約1カ月半と期間は短いが、試合でのダメージも少なく、宮田ジムからのオファーを快諾した。

 一方の粉川は12勝(7KO)1敗の1階級上のホープ。タイトル挑戦歴はないが、宮田会長は「日本タイトルも東洋太平洋もいらない。早く世界に行かせます」とほれ込む。内藤と互角の打撃戦を演じた熊はかっこうの試金石になる。「僕の方が(内藤より)階級が上。もっと楽に倒さなければいけません」と粉川は意気込んでいた。