<ノア:千葉大会>◇6日◇千葉ポートアリーナ・サブアリーナ◇950人

 8日の八王子大会でグローバル・ハードコア・クラウン無差別級王座に挑戦する小橋建太(42)が、タイトル奪取に向けて不安を残した。この日、小橋は谷口と組み、橋、斎藤組と対戦。同王者橋に、同タイトル戦で禁止のチョップを50発以上見舞うなど、本番なら反則負け必至の内容だった。試合も谷口が斎藤のスイクルデスからの片エビ固めに敗れた。

 「こればっかりは条件反射で使ってしまう」と試合後、小橋は嘆いた。2日後のタイトル戦は特別ルールで、15分1本で開始10分間はチョップ禁止。チョップをした場合、1度目が注意、2度目が警告、3度目で反則負け、引き分けは王者の防衛という異例のハンディキャップマッチだ。小橋はエルボーの練習など対策を施したが、この日の前哨戦では不発。07年12月2日に腎臓がんから復帰後、初となるタイトル戦に不安を残した。小橋は「ファンはこの条件でどうするか期待しているはず。あさって、全力を尽くす」と厳しい表情で控室に消えた。