ノアは6日、都内の事務所で臨時株主総会、取締役会を開き、前社長三沢光晴さん(享年46)死去に伴う新体制を決め、発表した。新社長に田上明(48)副社長に小橋建太(42)と丸藤正道(29)が就任した。略歴は以下に。

 ◆社長・田上明(たうえ・あきら)1961年(昭和36)5月8日、埼玉県秩父市出身。秩父農工科学高入学後に相撲を始め、卒業後に押尾川部屋に入門。玉麒麟のしこ名で、最高位は西十両6枚目。87年に引退し、プロレス転向。全日本から88年1月にデビュー。三沢、川田、小橋と四天王を形成し、世界タッグ、3冠ヘビー級王座などを獲得。00年に全日本を退団して、ノア立ち上げに参加、取締役に就任。得意技はのど輪落とし。192センチ、120キロ。

 ◆副社長・小橋建太(こばし・けんた)1967年(昭和42)3月27日、京都府福知山市生まれ。87年に全日本プロレスに入団し、88年2月の滋賀大会(対大熊元司)でデビュー。96年に初の3冠王座を獲得。00年ノア旗揚げに参加した。03年GHCヘビー級王座獲得後、2年間で13度の防衛に成功。06年に腎臓がんが見つかり、手術後の07年12月に復活。その後も両ひじ手術を受けながら再起した。ニックネームは「絶対王者」。186センチ、115キロ。

 ◆副社長・丸藤正道(まるふじ・なおみち)1979年(昭和54)9月26日、埼玉県生まれ。埼玉栄高時代はアマレスで高校総体出場。97年全日本入り。00年ノア旗揚げ参加。06年9月にGHCヘビー王座に就き、GHC5タイトルを獲得した初の選手となった。昨年9月に全日本の世界ジュニアヘビー級王座を獲得し、4度防衛。今年3月に右ヒザ前十字靱帯(じんたい)を断裂で、全治9カ月と診断され現在は欠場中。176センチ、90キロ。