吉田秀彦(40=吉田道場)は30日、防寒のコートを羽織らず、1人だけ胸元を広く開けたノーネクタイ姿で新宿ステーションスクエアでの公開記者会見に現れた。年の瀬の冷たい風にも表情は崩さず、8800人のファンを前に秘めてきた思い口にした。
吉田
久々のこういう記者会見は、昔のPRIDEみたいで非常に懐かしい気がします。石井戦が決まってから、自分なりに心に期するものがあった。いい試合をしたいと思います。
当初は勝っても負けても、この試合で引退するつもりだったという。だが、戦うリングがSRCから「Dynamite!!」に変更になり、魔裟斗の引退試合と重なった。「魔裟斗選手の引退に水を差したくはない」と漏らしたという。マネジメント会社のJ-ROCK國保代表取締役は「8年間ここまで頑張ってきたから、別途花道を考えてあげないといけないと思っている」。石井戦は引退試合にはならないが、それぐらいの覚悟で臨む-。その気持ちを吉田は「心に期するもの」と表現した。不惑の柔道王に、もう迷いはない。

