<プロボクシング:ライトフライ級4回戦>◇5日◇神奈川・横浜文化体育館

 高校アマ4冠王でJRA競馬学校を中退してプロ入りした原隆二(19=大橋)が1回KO勝利でプロデビュー戦を飾った。ウィタヤ・シットサイトーン(26=タイ)と48・0キロ契約4回戦で対戦。1回に2度のダウンを奪って、2分41秒で試合を終えた。

 あこがれ続けた夢の舞台をかみしめる前に、原は試合を終わらせた。1回に左フックで相手を2度リングに沈め、わずか2分41秒でKO勝ち。デビュー戦白星に右手でガッツポーズしたものの「アッという間で、あんまりKOって実感がないです」と、はにかんだ。

 1度はあきらめた舞台だった。飛龍高(静岡)時代にアマ4冠を獲得。卒業後は「将来とかお金のことや(155センチの)体格とかを考えて」と昨年JRA競馬学校に入学した。だが1カ月後、気がつけばシャドーをする自分がいた。「生き生きしていないな、このままでいいのかなって。やっぱり自分のやりたいことをやろうと思った」。昨年12月に同校を退学しプロ入り。この日は「気持ちが前に行って体が前に出てしまいました」と苦笑するほどの気合で勝利をつかみ取った。そんな快勝にも原は「無駄なパンチをもらったので30点」と表情を引き締めた。「1戦1戦勝って世界王者になりたい」と今後はミニマム級で世界を目指す。