総合格闘家・石井慧(23=アイダッシュ)が6日(日本時間7日)、ケージ(金網)派を宣言した。プロ4戦はケージで2戦、リングで2戦を消化してきたが「自分はリングよりもケージですね。これからもケージで戦っていけるといい」と金網マッチの継続を熱望した。同地でトレーニングを積むハワイ・マーシャルアーツ・センターでもケージ戦を意識したメニューばかりこなし「もう金網に体が慣れてしまった。逆にリングの方がやりにくいかも」とまで言い放った。

 米総合格闘技団体となるUFCやストライクフォースはケージで興行が開催されている。もともと海外志向が強い石井だけに「ボクは米国向きの選手。ケージで勝って認められたい」とあらためて意欲を示した。また国内での試合契約を結ぶSRCはリングだけだが、石井の強い希望が同団体を動かす可能性もありそうだ。(ハワイ=藤中栄二)