WBA世界スーパーウエルター級暫定王者・石田順裕(34=金沢)の2度目の防衛戦が、初海外開催が決定的になっていることが19日、分かった。候補地はメキシコが最有力で米国なども選択肢に挙がっている。早ければ9月上旬にも実現する。相手は未定だが、正規王者ミゲル・コット(プエルトリコ)との統一戦ではなく、暫定王座の防衛戦となる見込み。石田はコット戦を熱望し、陣営も交渉を試みたが成立しなかった。関係者は「3階級を制して世界的に有名なコットに対し、石田の名前はまだあまり知られていない」。今回の海外防衛で知名度を上げてコットとのビッグマッチにつなぐ狙いもある。