WBA世界スーパーウエルター級暫定王者の石田順裕(34=金沢)が、9月4日にメキシコ・グアダラハラで2度目の防衛戦を行うことが、5日までに内定した。相手は地元の有力選手が候補に挙がっており、後日発表の予定。正規王者ミゲル・コット(プエルトリコ)との統一戦ではなく、暫定王座の防衛戦になる。石田にとってはプロ30戦目で初の海外試合。8月18日が35歳の誕生日で、勝てば国内世界王者の最年長防衛記録(内藤大助の34歳8カ月)を更新する。「働き盛りの35歳。同年代の友人は結構いい役職に就いている。自分も負けるわけにはいかない」と意気込む。金沢会長は「海外に石田の名前を売りたい」と話した。試合2週間前の16日に米ロサンゼルス合宿に出発し、そのまま現地入りする予定。