右ひざ手術で長期欠場していた全日本の武藤敬司(47)が、9月10日の全日本後楽園大会で復帰することが18日、発表された。シングル戦で対戦相手はXで後日発表となる。4月5日に右ひざを手術し、全治6カ月と診断された。術後の経過やリハビリ状況は順調だが、約6カ月での戦列復帰となるため、まだ完全復活といえない状態。当面は全シリーズ参戦ではなく、都内開催の大会を中心に出場してシングル戦を組んでいく予定だ。

 見切り発車的なカムバックとなる武藤だが「プロレスを愛するがゆえに決断した。ムタも(29日両国大会で)戻り、ムタにジェラシーがある。若手の台頭もあるし、今なら良い試合を見せられると思った」と強調。シングル戦の相手については「自分に由縁のあるヤツとかたっぱしからシングルをやりたい。1試合1試合タイトルマッチだと思ってやりたい」と意気込んでいた。