<全日本:プロレスLOVEin両国>◇20日◇東京・両国国技館◇9試合◇9000人
3冠ヘビー級王者の秋山準(42=ノア)が、全日本の武藤敬司(49)を破り、3度目の防衛に成功した。18分21秒、スターネスダストからの体固めで勝利した。18日のノア横浜大会でのGHCタッグ王座防衛に続く武藤撃破。今後も2団体のベルトを巻き続けて、低迷が続くノアの旗頭として戦い続ける決意だ。
武藤の右ひざ攻めに耐え、秋山は逆にランニングひざ爆弾を連発した。前方首絞め、エクスプロイダー、最後はスターネスダストでとどめを刺した。「うれしさと寂しさがある。勝ったけど、まだ武藤敬司は超えていない」と振り返った。
18日に斎藤とのコンビで、武藤、潮崎豪組を破り、GHCタッグ王座を防衛し、「どん底のノアを旗揚げ当時の気持ちのある団体に立て直す」と宣言した。全日本から00年にノア旗揚げに参加。だが、09年3月で日本テレビの地上波放送が打ち切られ、同6月に社長の三沢光晴さんが亡くなり観客動員が低迷。日本武道館大会は、10年12月以来開催できていない。
エースだった小橋建太は負傷で欠場中で、秋山が先頭に立ってノアを引っ張る。「テレビのない状況でノアの名前を出していくのに(ベルトは)手っ取り早い。もっと外に向けて発信していかないと」。薄くなった頭髪は、そり上げた。だが、まだまだ熱く燃えている。【小谷野俊哉】

