<新日本:福岡大会>◇3日◇福岡国際センター

 IWGPヘビー級新王者のオカダ・カズチカ(25)が、初防衛に成功した。自ら挑戦者に指名した宿敵、鈴木みのる(44)と対戦。関節技に苦しめられたが、最後は得意技のレインメーカー(短距離式ラリアット)からの片エビ固めで勝負を決めた。2月の広島大会敗戦のリベンジを果たした。次回挑戦者は真壁刀義(40)が最有力。6月22日の大阪大会で2度目の防衛戦に臨む予定だ。

 新日本の若武者、オカダがIWGPヘビー級の初防衛を果たした。試合巧者の鈴木の関節技などに苦しんだ。手が折れそうなほど痛めつけられたが、ひるまない。最後は必殺技のレインメーカーから片エビ固めで30分49秒の死闘にけりをつけた。今年に入り、オカダが在籍するCHAOSと鈴木率いる鈴木軍は敵対視してきた。その決着戦とも言えた今回。オカダは勝利に「鈴木軍団でも本体でもなく、CHAOSが1番」と叫んだ。

 宿敵の鈴木を黙らせたかった。広島大会で敗れ、挑発され続けてきた邪魔な存在。それだけに今回、挑戦者に指名したのも強い意思の表れだった。「あいつはマジで嫌い。でかい口をたたけないようにスペシャルな沈め方をしたい。オカダ・カズチカにしては、ほんの小さな踏み台」と意気込んでいた。

 新日本の顔としての気概もある。「プロレス=新日本にしていきたい。俺のファンでなくてもいい。棚橋ファンでも、真壁ファンでもいい。ただしチャンピオンはオカダ」。3月の「NEW

 JAPAN

 CUP

 2013」で最多3度優勝を誇る後藤を破り初出場V、4月のIWGPヘビー級選手権で最強王者棚橋を破り、第59代の新王者に就いた。有言実行できる強さが、ファンの心をわしづかみにしている。

 次回挑戦者は試合後、リングに上がって直訴した真壁が最有力。これを受けて「本物のプロレス、本物のオレ。レベルの違いをあなたにスッキリ見せつけてやります」と豪語。新日本にオカダの時代が到来した。【菊川光一】