【バンコク4日=桝田朗】WBC世界スーパーフライ級前王者佐藤洋太(29=協栄)がタイトル戦から一夜明け、バンコク市内のホテルで会見した。去就については「しばらく休んで、じっくり考えたい」と話した。これまで「次に負けたら引退する」と公言してきた。しかし、敵地タイでシーサケット・ソールンビサイ(26)に、ボクシング人生初のKO負けを喫し、悔しさと後悔が残った。
試合後、帰国に備えバンコク市内のホテルへ移動。夜はほとんど眠ることができなかった。友人から再起を期待するメールが数多く届いた。この日朝、金平桂一郎会長から「ジムを引っ張っていこうという気持ちはありがたいが、責任を1人で背負うことはない」と言われ「気持ちが楽になった」という。先月29日に三男が生まれ「帰って奥さんや、応援してくれる人の話を聞いて考えたい」と気持ちは揺れている。
減量も苦しくなり、再起の場合は転級も考えられるが「何階級制覇とかあまり興味ない。再起して転級してすぐに世界戦やったら、その階級でやってる人に失礼」と佐藤らしい配慮をみせた。金平会長は「本人が決めること。再起するなら何色のベルトになるか分からないが、もう1度世界を取らせたい」と話した。


