井岡ジム所属のWBA世界ライトフライ級王者井岡一翔(24)と同ミニマム級王者宮崎亮(24)が、今秋に3試合連続となるダブル世界戦を行う可能性が出てきた。2人は28日、大阪市内のジムで本格的に始動。8日のダブル初防衛から約3週間が経過して、軽快な動きを見せた。

 井岡は、次戦で同級1位アルベルト・ロッセル(ペルー)を含め上位ランカーとのV2戦が濃厚という。日本人初の無敗3階級制覇の目標もあるが、まず同階級で敵なしの強さを見せつける構え。親交がある騎手武豊が騎乗してダービーを制したキズナについて、井岡は「キズナは世界で戦っていく。僕も結果を残して高めていく」。世界戦6戦全勝4KOの王者は、サラブレッドを刺激にする。

 宮崎は、減量苦から同級王座返上を視野に入れていた。だが前日27日に井岡の父一法トレーナーに、同級でのV2戦を直訴したという。標的は同級1位ヘスス・シルベストレ(メキシコ)で、最強挑戦者との激闘が望みだ。6月1日付でジムの会長に就任する一法トレーナーは「体のことを考えれば、ライトフライ級がいいと思うが。今週中には結論を出したい」。井岡と宮崎がそれぞれの1位挑戦者を相手に三たび、競演するかもしれない。【益田一弘】