<プロボクシング:WBC女子世界アトム級タイトルマッチ10回戦>◇28日◇中国・香港国際会議展示場

 王者の小関桃(30=青木)が11度目の防衛に成功した。元WBC女子世界ミニマム級暫定王者のホ・ウニョン(30=韓国)を相手に、6回に左ストレートを打ち込み、ロープ際で連打するとレフェリーストップ。同回1分23秒、TKO勝ちを飾った。初の海外防衛戦を成功させた小関は「やりたいボクシングはできなかったが、練習した左ボディーを効かせることができた」とほっとした表情だった。戦績は14戦13勝(4KO)1分け。自身の持つ国内の女子最多を更新する11度の防衛は、男子を含めると、バンタム級で10度王座を守った長谷川穂積(真正)を抜き、2番目となる。男子の1位はライトフライ級の具志堅用高で13度。