無敗で卒業や!

 WBA世界ライトフライ級王者の井岡一翔(24=井岡)が26日、大阪市内の所属ジムで会見し、9月11日に大阪・ボディメーカーコロシアムで同級5位クワンタイ・シスモーゼン(28=タイ)と2度目の防衛戦を行うと発表した。陣営では、大みそかの3階級制覇挑戦を視野に入れており、今回が同級最後の試合になる見込み。

 井岡は2階級目も、負け知らずで通過する。「次は3階級制覇を視野に入れている。そこにつながるように、自分も陣営もファンも納得できる試合をしたい」。きっぱりと言い切った。

 相手のクワンタイは、かつて31連勝でWBA世界ミニマム級王者になった強敵。だが、不安はない。「負ける気はしない。熱い試合というより、スーッと勝つイメージが湧く。サイレンサーですよ」。消音器をつけた銃で敵を仕留めるスナイパーのように、静かに、力まず倒す姿を頭に描く。体も究極に仕上げる。「キレキレに仕上げたい」。既に終えた和歌山・白浜キャンプでは連日20キロ以上走り込んだ。

 今日27日はトレーナーの父一法さんの46歳の誕生日。父の日に名刺入れを贈った井岡は、今回も高級ブランド・カルティエの万年筆を用意している。6月1日付でジム会長になった父に、就任祝いの勝利も届けるつもりだ。【木村有三】