米大リーグ・レンジャーズのダルビッシュ有投手(27)の実弟で格闘家のダルビッシュ翔容疑者(24)が15日、傷害の疑いで大阪府警羽曳野署に逮捕された。今月3、4日にかけて、藤井寺市の自宅などで18、19歳の知人の少年3人と共謀し、同市の少年(19)に殴る蹴るなどの暴行を加えた疑い。被害少年に顔面皮下血腫、左眼球打撲など全治2週間のけがを負わせた。

 翔容疑者は「相手の態度に腹が立ったから暴力を振るった」などと供述し、容疑を認めているという。

 犯行後、同容疑者らは指名手配され、少年3人は9日に逮捕された。同容疑者は逃走し連絡が取れない状況だったが、15日午後0時30分ごろ、知人に付き添われ羽曳野署に出頭した。

 翔容疑者は11年6月には、大麻所持と知人女性への傷害容疑で逮捕されている。現在はスポーツマネジメント業の他、182センチ、約100キロの体格を生かし、格闘家として活動。9月8日には不良と呼ばれる若者たちの更生やプロデビューを目標とした格闘技大会で、リングネーム「Dark翔(だーく・しょう)」として本格デビュー。強豪選手相手に引き分けていた。