WBC世界バンタム級王者・山中慎介(31=帝拳)がWBCカラーをイメージした緑&金コスチュームでリングに立つ。明日10日に東京・両国国技館で同級8位アルベルト・ゲバラ(23=メキシコ)との5度目の防衛戦を控え、8日に都内ホテルでの調印式に出席。ゲバラ戦のガウン、トランクス、シューズをグリーンとゴールドの2色で統一したことを明かした。WBC王者らしく緑ベルトに調和する色で、V5防衛への気持ちを高める。

 調印式の壇上にWBCの緑ベルトを置き、山中は自信に満ちた表情をみせた。「メーンをやらせてもらうので、気合が入っています。今回も完璧に仕上がりました。良い試合になる」。減量中にもかかわらず、張りのある声で決意を示した。調印式後は所属ジムに直行。体重調整のために体を動かし、9日の前日計量に備えた。

 V5戦では、初めて「好きな色」(山中)というグリーンとゴールドでコスチュームをそろえた。入場時のガウンだけでなく、試合用トランクスとシューズもグリーン&ゴールドで統一し「緑の部分に金のラメを入れたり、金ラインを入れたりした。良い感じになりました」と満足の出来栄えに笑顔。防衛成功後、腰に巻いたWBCベルトが引き立つ“勝負服”になったようだ。緑は山中の母校・専大のカラーでもあり「原点」を思い起こす意味もある。「いい感じで(コスチュームを)披露し、いい感じに勝ちます」と余裕の笑みを浮かべた。

 体重はリミット(53・5キロ)まで残り200グラムと迫った。山中は「あと300グラムぐらい食事できますね。今日は牛肉を食べます」と減量の心配は一切ない。また本場の米ラスベガスで活躍するジミー・レノンJr氏がリングアナに起用されることも決定。昨年11月のV2戦以来、1年ぶりに同氏のコールでリングに立つ。「世界的な有名な方。うれしいし、興奮します」。山中が気合のボルテージを上げ、両国国技館で躍動しそうだ。【藤中栄二】

 ◆主なルール

 採点は10点法でフリーノックダウン制。4回までに偶然のバッティングで続行が不可能な場合は引き分け。5回以降は採点。バッティングで負傷の場合、故意なら負傷のない選手から2点、偶然なら1点減点。4回、8回終了後に途中採点が公開。日本製8オンスグローブを使用。レフェリーはエクトル・アフー(パナマ)、ジャッジはバート・クレメンツ、デビット・サザーランド、デーブ・モレッティ各氏(すべて米国)。