七色の切り返しで、3冠奪取だ!

 18日の後楽園大会で3冠ヘビー級王者・曙に挑戦する宮原健斗(26)が10日、横浜市内の道場で、共闘する潮崎、鈴木とともに練習を公開。「投げることよりも、勝つことだけを考えている」と勝利至上主義を掲げ、ポイントを新技スネークリミット(腕ひしぎ逆十字固めと三角絞めの複合関節技)に定めた。曙得意の張り手には腕への飛びつき、チョークスラムは上空で体勢を変えるなど、ことごとく同技で反撃する動きを披露。

 210キロの巨体から繰り出される必殺のヨコヅナインパクト(脳天くい打ち)への対策も万全。仮想曙として潮崎、鈴木に抱え上げられそうになった瞬間に、背筋力で2人を後方に放り投げ、すぐに関節を取る動きを確認。「入り方は7パターン考えている。相手と隙間がない方がかかりやすいので、横綱の体はプラス」と自信をのぞかせた。