<プロボクシング:IBF世界ミニマム級タイトルマッチ12回戦>◇7日◇大阪・ボディメーカーコロシアム

 世界初挑戦で王座奪取に失敗したIBF世界ミニマム級10位小野心(31=ワタナベ)は、判定負けに涙が止まらなかった。「いけると思った」と話した通り、中盤まではフットワークを使い、効果的に左のパンチを当てる作戦通りの展開だった。ところが10回にロープとロープの間に頭が挟まる不運に見舞われた。「止めてくれると思った。でも甘かった。気を抜いたらだめですね」。経験豊富な高山に連打を浴びてダウン。一気に流れを奪われた。夢の実現はならなかったが、闘志は燃え尽きてはいない。「まだまだ強くなれる自信がある。次のチャンスがあれば頑張りたい」と声を絞り出した。31歳の苦労人はまだ戦い続ける。