ボクシングのWBC世界スーパーフェザー級王者三浦隆司(30=帝拳)が、11月22日に同級1位エドガル・プエルタ(32=メキシコ)と3度目の防衛戦(横浜国際プール)を行うことが9月30日、発表された。同フライ級王者ローマン・ゴンサレスのV1戦とのダブル世界戦となる。昨年の大みそか以来、約11カ月ぶりの試合となる三浦は都内で会見。「ついにきたという感じ。集中を切らせずに練習をしてきたのでブランクは感じていない。得意のボンバーレフトを見せます」と腕を鳴らした。

 いばらの防衛ロードも歓迎した。V2戦の相手こそ世界ランク2位も、今回は敵地メキシコでのV1戦に続く1位選手。23勝中19KOという右の強打者との対戦も「強い選手と戦いたいと思っている。1位というのはモチベーションも上がる」と言い切った。

 王座を奪取した13年4月の試合から、これまでの世界戦では4回、2回、2回とダウンを奪ってきた。それでも、日本が誇る強打のサウスポーは豪快な一撃決着のイメージも膨らませている。「できれば一撃で倒すパンチを打ちたい。序盤はボディーから狙っていって、ガードが下がったところで仕留めたい」と言葉に力を込めた。今月中旬からはスパーリングも開始し、調整のペースを上げていく。【奥山将志】