3月の大相撲春場所で左膝に重傷を負った人気の幕内遠藤(24)の師匠、追手風親方(元幕内大翔山)は17日、現状では夏場所(5月10日初日・両国国技館)の出場が微妙との見解を示した。

 遠藤は前十字靱帯(じんたい)を部分断裂した左膝の手術を受けない方向だが、申し合い再開のめどは立っていない。

 17日も埼玉県草加市の部屋での朝稽古では軽めの四股にとどまった。追手風親方は「夏場所の出場が目標だが、休む勇気も必要だ。今の状態なら厳しい。ぎりぎりまで見たい」と述べた。遠藤は夏場所を全休すれば十両への転落が確実。