東日本大震災からの復興を祈願した大相撲の「復興祈願土俵入り」で、関取15人らが20日、茨城県ひたちなか市を訪れた。早朝3時から並んだ市民ら約3000人と触れ合い、白鵬と日馬富士の両横綱は土俵入りを披露。質問を受けるトークショーで、稀勢の里は結婚を迫られた経験を聞かれると「何度かありますね。でも、僕には相撲が第一だったので」と打ち明けて会場を沸かせた。

 最も食べたご飯の量は妙義龍が「ご飯5合」、嘉風は「焼き肉30人前」などと告白。好きな食べ物に豪栄道は「フランス料理」と笑わせた。東北以外での復興イベントは初めて。地元の稀勢の里は「茨城は(被害が)注目されにくい。来年もトークショーなしで、またやりたい」と喜んだ。