新大関の照ノ富士は4日、名古屋市瑞穂区の伊勢ケ浜部屋で、新小結の宝富士や平幕誉富士と39番の申し合いをこなすなど、精力的に汗を流した。

 持ち前の力強い寄りを見せるなど圧倒して、33勝。「(調子は)普通だよ、普通」と表情を引き締めた。

 一方、宝富士は夏場所後から、頭をつける相撲を心掛けている。「簡単にできない。すぐ起こされる」と悩ましげ。

 稽古中には師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱旭富士)から指導を受けた。新三役は「これができないと横綱や大関には勝てない」と必死だった。