名古屋場所(12日初日、愛知県体育館)前恒例の奉納土俵入りが4日、名古屋市熱田区の熱田神宮で行われ、3横綱がそろい踏みした。

 雨天のために拝殿内へと場所が変更されたが、約4000人が見守る中、横綱白鵬(30=宮城野)と日馬富士(31=伊勢ケ浜)は不知火型、鶴竜(29=井筒)は雲竜型の力強い土俵入りを披露した。

 13年九州場所を最後に9場所も優勝から遠ざかる日馬富士は、夏場所後に手術した右肘について「けがとうまく付き合いながら、リハビリ、トレーニング、稽古をしている」と語り、過去に2度優勝している名古屋場所に向けて「験の良い場所なので、期待に応えたい」と誓った。