幕内遠藤は5日、三重県鈴鹿市の追手風部屋で、十両の大栄翔らと16番を取り12勝。熱のこもった稽古で、申し合いの最後は、師匠の追手風親方(元幕内大翔山)が「遠藤、もういいよ」と止めに入るほどの力の入れようだった。

 春場所で左膝に重傷を負い、懸命の調整が続く。本人は「けがのことは、話しません。日々頑張るだけ」。親方は「今年いっぱいは本調子にならないだろう。何番勝てるか場所が終わってみないと分からない」と話した。