大相撲の横綱白鵬(30)が所属する宮城野部屋の部屋付きの熊ケ谷親方(45=元十両金親、本名山村和行容疑者)が2日、傷害容疑で逮捕された件について、師匠の宮城野親方(元前頭竹葉山)が同日取材に応じた。

 東京・墨田区の部屋には約30人の報道陣が詰め掛けた。出先から戻った宮城野親方は「八角親方(元横綱北勝海)から連絡をもらった。ビックリしました」と驚きを隠さなかった。熊ケ谷親方は付け人に対して金属バットで数十回殴打して全治2週間のけがを負わせたとされるが「(若い衆に)たずねてみましたが、若い衆ではない。運転手のようです」と、被害者は部屋の力士でないことを強調した。そのうえで「ご迷惑をかけたことに対しては、言葉がありません。申し訳ありません」と謝罪した。

 部屋では耐震構造の関係で移転が決まるなど、ドタバタの真っ最中。処分など今後の対応については「協会に任せます」と話した。