14日目に初優勝を決めている大関稀勢の里(30=田子ノ浦)が、結びの一番で横綱白鵬(31=宮城野)をすくい投げで下し、14勝1敗で終えた。白鵬は11勝4敗。稀勢の里は表彰式で涙を流した。

 大関琴奨菊(32=佐渡ケ嶽)は、大関照ノ富士(25=伊勢ケ浜)を寄り切って5勝10敗。照ノ富士は4勝11敗。

 前頭13枚目逸ノ城(23=湊)は、同11枚目輝(高田川)をはたき込んで11勝4敗。

 前頭10枚目貴ノ岩(26=貴乃花)は、同10枚目蒼国来に引き落とされ11勝4敗。蒼国来は12勝目。

 人気力士の前頭遠藤(26=追手風)は、小結高安(26=田子ノ浦)に敗れて負け越しとなった。

 三賞は、東前頭10枚目の地位で14日目に横綱白鵬から初金星を挙げた前頭10枚目の貴ノ岩(26=貴乃花)が初の殊勲賞。

 敢闘賞には2横綱3大関を倒し、11勝を挙げた小結高安が4度目の受賞。

 技能賞は、2横綱2大関を倒し、11勝を挙げた前頭筆頭の御嶽海(24=出羽海)、前頭10枚目の蒼国来(33=荒汐)がともに初受賞となった。