AKB48川栄李奈(20)の20歳の誕生日を祝福する「生誕祭」公演が24日、東京・秋葉原のAKB48劇場で行われた。

 今月12日に20歳になった川栄は、大きな「りっちゃん」コールに劇場が包まれる中、笑顔でパフォーマンスした。誕生日を祝福する場面では、仲良しでチームKキャプテン横山由依(22)からの手紙が贈られ、涙を流した。

 川栄は19歳の1年を「すごくつらかったことも、楽しかったこともあった」と振り返った。昨年5月25日、岩手で行った全国握手会で襲われ負傷。その後の第6回総選挙でステージに立ち、同10月8日、AKB48劇場での公演に復帰。

 AKB48のシングル選抜常連となっているが、「選抜から外してほしいとお願いしたこともあった。私が入っているのも、事件があったから、かわいそうだから入ってると思われているとネガティブに考えていた」と苦悩を明かした。「それでも、私を必要としてくれる方がいる限り、頑張ろうと思いました」。

 事件以降は握手会を欠席しており、20歳の目標についても「握手会には(今後も)たぶん出られないと思う。何か違った形で恩返しできたらと思っています。劇場公演が1番会える場所だと思うので、(倍率が高く)当たらないかもしれませんが、粘り強く応募してくれたらうれしいです」と話した。

 劇場には、多くの川栄ファンが集まったようで「本当にうれしいです。みなさんも自分が楽しいと思ったことをやってほしい。人ってすごく温かいです。周りの家族や友人に悩みを相談して、ストレスをため込まないように楽しく生きてほしいです」と笑顔だった。