惣田紗莉渚(23)が、「独り宝塚」でファンを魅了した。

 10分間のソロステージに、ロングドレス姿で登場。自身初のセンター曲「あの先の未来まで」をアカペラで歌い、「あの先にある夢の舞台まで、私と一緒に行きましょう」とファンに呼びかけた。

 宝塚歌劇団のミュージカル「ファントム」から「Home(私の夢が叶う場所)」、「エリザベート」から「私だけに」と、人気ナンバーを美しい高音で歌い上げた。ジャズの名曲「シング、シング、シング」では衣装を早着替えし、軽快なステップのダンスを披露した。

 公演のサブタイトルを「夢を諦めない」と題した。AKB48のオーディションや、宝塚音楽学校の受験にも失敗。それでも夢をあきらめきれず、20歳で受けたオーディションが13年のAKB48グループドラフト会議で、最後の最後に指名された。舞台に立てる喜びを歌とダンスで表現し、「私が生きる場所は、この舞台!」と胸を張った。