楽天田中将大投手(25)が17日、東京ドームシティホールで行われた「第3回

 AKB48紅白対抗歌合戦」に審査員としてゲスト出演した。シーズン終了後の去就が注目され、この日昼の会見でメジャー移籍希望を明言。球界全体が張り詰めた状況の中で、まさかのサプライズ出演だ。他にも、豪華ゲストや異色のコラボが続々登場。AKB48の東京・国立競技場単独ライブ開催も発表され、会場は興奮の渦に包まれた。

 紅白に分かれた出演メンバー127人が立つステージ後方から、ひときわ大きな人影がぬっと現れた。司会堺正章(67)から「今日はスペシャルなピッチャーをお呼びしました!」と紹介があると、会場は大歓声とどよめきに包まれた。「マー君」コールの中、日本中の注目を集めている右腕は舞台中央に向かってゆっくりと歩き、頭をかいて照れ笑いした。

 この日午前11時すぎに仙台市内の球団事務所で見せた厳しい表情とは、別人だった。「自分の意思としては、新たなステージで挑戦したい」。シーズン終了後初めて、メジャー移籍を明言し、一大決心を伝えた。それからわずか7時間。大好きなアイドルたちに囲まれ、ここぞとばかりに満面の笑みを見せた。

 現在は熱狂的なももいろクローバーZのファンとして知られるが、実は、数年前からAKB48のライブに何度も足を運んでいた。この日は、司会の堺から「好きなアイドルの中でもAKB48が一番?」と聞かれ、「ああ、はい、そうですね…」としどろもどろ。高橋みなみ(22)から「本当ですか?

 ももいろクローバ~…?」と突っ込まれると、チームを日本一に導いた右腕を振り上げ、「ゼエ~ット!」とポーズを決めた。記者会見で無数のフラッシュを浴びた大きな体に、今度はファン2000人から愛のある大ブーイングを浴びた。

 アイドルファンの一面ばかりクローズアップされたが、閉会式ではしっかりスポーツマンらしいコメントで締めくくった。「勝負事なので、勝ち負けがついてしまうのは仕方ないこと。すばらしい戦いを見せていただきました」。妻の里田まい(29)も見守る中、勝利した白組キャプテン横山由依(21)に優勝旗を手渡すと、無数の拍手をおくられた。つかの間の休息を終えたアイドル好きマー君は、引き締まった表情の球界のエースに戻り、熱気冷めやらぬ会場を後にした。<過去のAKB紅白>

 ◆第1回(11年12月20日)グループ初の試みは、トップバッターで白組の指原莉乃が板野友美の持ち曲「Dear

 J」で登場し、見事に出オチに成功?

 した。優勝は白組。元楽天監督野村克也氏らが審査員を担当した。

 ◆第2回(12年12月17日)キャプテン篠田麻里子率いる紅組が優勝した。大トリで登場した篠田は、着物姿で「無人駅」を歌い、優勝に涙した。元巨人清原和博氏が審査員を務めた。白組が珍曲「小池」を「清原」という替え歌で歌い、清原氏も苦笑いだった。