HKT48若田部遥(16)がTOKYO

 MXのリポーターとして15日、福岡・ヤフオクドームで行われたクライマックスシリーズ(CS)ソフトバンク-日本ハム戦中継に出演し“不敗伝説”を9に伸ばした。

 「やったーっ!!」。吉村裕基一塁手のサヨナラ打に、歓喜の万歳を繰り返した。父で元ダイエー投手、若田部健一氏(45=日刊スポーツ評論家)との父娘タッグで中継に臨んだ今季9試合で、ソフトバンクは8勝1分けの負けなしとなった。「ホークスの勝利の女神」として満を持してのCS登板だった。先制するも、逆転される展開。「8回が終わったときはもうダメかと思った」と言うが「勝利の女神」はやはり“持って”いた。

 今季から、同局の健一氏が解説を務めるソフトバンク戦でリポーターとして起用され、初陣となった5月7日の日本ハム戦の逆転勝利を皮切りに、この日を含め逆転勝利6回、サヨナラ勝ち3回という強運ぶり。この日もスタンドから試合を見守り、ファンへインタビューするなど球場の様子をリポート。父や、母でタレント佳代から話し方のアドバイスを受け健一氏も「最初よりはマシになったかな」と上達している。

 番組担当者によるとCSや日本シリーズで再登板の可能性もあるといい「これだけの勝ち運の持ち主。来季以降の起用も考えています」。これでソフトバンクはCS2勝。「この勢いで日本シリーズまでいってください。日本一まで応援しています!」と力強かった。【大友陽平】