俳優三浦春馬(18)が映画「クローズZERO

 2」(三池崇史監督、来年公開)に出演することが25日、分かった。主演小栗旬(25)が在籍する高校のライバル校のクールな新入生を演じる。三浦は映画やドラマの出演が相次ぎ、人気急上昇中。20代中盤の小栗世代に次ぐ若手俳優の台頭が続くが、三浦と共演経験のある小栗も、激突を楽しみにしている。

 前作では、小栗演じる主人公・滝谷源治の、不良の巣窟(そうくつ)鈴蘭高校で頂点を目指す争いが描かれ、数カ月後の設定の今作でライバル校、鳳仙学園が登場、三浦は1年生の美藤竜也を演じる。

 原作では、美藤は鳳仙でトップになるカリスマ的な存在だ。人気も高く、原作ファンの小栗も一番好きなキャラクターだという。映画ではクールに闘争を見ているといった雰囲気で、激しいケンカシーンが多い作品の中では、かえって際立っている。

 三浦は「原作も以前から読んでいたので、美藤竜也には思い入れがあり、選んでいただいてとてもうれしいです。今回は、原作で描かれている1年前ということで、自分なりに考えながら一生懸命演じたいと思います。小栗さんとまたご一緒できるのもすごく楽しみ」と話している。

 小栗は今年放送のドラマ「貧乏男子

 ボンビーメン」でも共演しており、三浦の実力も十分知っている。「一番好きなキャラクターだからこそ、三浦くんにどうしてもやってほしかった。どんな美藤を演じるのかすごく楽しみです」と、激突を楽しみにしている。

 2作続いて小栗をはじめ、山田孝之、高岡蒼甫、桐谷健太ら同世代のイケメン、演技派俳優がずらりとそろった。三浦は、小栗らの次世代を代表する俳優としての期待が高い。三池監督も「うわさには聞いていたけど、ただ者じゃない。芯がしっかりしていて、小栗旬がほれるだけのことはある」と絶賛している。ほかに、ロックバンドRIZEのドラマー、金子ノブアキも出演する。現在撮影中で、10月上旬に撮了する。