【ロサンゼルス4日(日本時間5日)=千歳香奈子通信員】レオナルド・ディカプリオ(34)が映画化権を持つ作品に、SMAPを主要キャストに起用するプランが浮上した。日本のアニメ映画「獣兵衛忍風帖(じゅうべいにんぷうちょう)」(93年)の実写版で、ディカプリオが昨年権利を購入している。

 「獣兵衛-」は日本の忍者同士の戦いを描く物語。関係者によると、ディカプリオの「キャストも日本人で」という意向でキャスティングが進行中。主要キャストの候補者として、SMAP5人の名前が挙がっているという。

 原作アニメは川尻善昭氏が手掛けた時代劇エンターテインメント作品。米国では「ニンジャ・スクロール」の題名で放送されるなど、海外アニメファンの間では「AKIRA」などと並んで人気が高い。ディカプリオは「AKIRA」のハリウッド実写版もプロデュース。人気アニメ2作品の実写化だけに注目度が高く、プロデューサーとしての手腕を問われている。そのためにも世界配給を視野に入れており、日本を含めたアジアで人気のSMAPを有力候補に挙げている。

 SMAPメンバー全員の出演映画は94年「シュート!」以来ない。中居正広(36)は昨年末のイベントで「SMAPで映画をやりたい」と全員での映画出演を熱望している。SMAPの所属事務所は「正式にお話はいただいていないのですが、実現すればぜひ前向きに考えたい」と話している。