広末涼子(29)が22日、都内で開催中の東京国際映画祭の招待作品となった主演映画「ゼロの焦点」(犬童一心監督、11月14日公開)の上映会で舞台あいさつに立った。撮影中は、松本清張原作、本格ミステリー映画初挑戦というプレッシャーに加え、感情を抑える演技が必要とされた。「苦しい気持ちに押されっぱなしで、つらい思いの中にいた」。しかし完成した映画を見て「出演していたことを忘れてしまうほど引き込まれた。こういう作品に参加できて本当にうれしかった。まだまだ女優を続けたいと思った」という。

 作品にちなみ「人に言えなかった秘密」と水を向けられると「(アイドルとして活躍中の)高校時代に駅で立ち食いソバを食べて会社から怒られたことがありました」と笑わせた。

 また共演の中谷美紀(33)が「貧血気味で」などと言い残し、スタッフの勧めで舞台あいさつ途中で退場するハプニングもあった。