元俳優成宮寛貴さん(34)が9日に電撃引退したことを受け、彼が出演していた「相棒11」第15話「同窓会」の12日の再放送を取りやめたテレビ朝日のコメントです。薬物疑惑報道からのスピード引退という展開を受けての対応ですが、夕方4時の再放送枠も録画視聴していた熱烈な相棒ファンとしては、またお蔵入り作品が増えそうな雲行きが心配です。

 「相棒」といえば、小料理屋「花の里」のおかみ役を演じていた高樹沙耶が10月末に大麻取締法違反容疑で逮捕され、シーズン1~9の再放送が壊滅的状況です。引退した成宮さんはシーズン11~13まで出演しており、高樹容疑者と合わせると、スペシャルを含めもはや8割方の作品が再放送できない状態になっています。

 単発時代を含めると16年続く看板ドラマ。再放送枠でも8~9%台の視聴率を稼ぐ人気コンテンツですが、現在は初期シリーズの一部と、2代目相棒及川光博編、4代目反町隆史編でつないでいます。月~木曜の夕方4時が相棒再放送の定位置でしたが、現在水曜日は「科捜研の女」「遺留捜査」などが放送されています。

 不祥事や引退で映像作品が2次使用自粛となるのは昔からあることですが、何度でも再放送してほしい作品に限って諸事情に見舞われるのが放送界のあるあるです。成宮さんの「相棒」も好きな作品がいくつもあります。シーズン12の18話「待ちぼうけ」とか。この作品は運良く今月5日に放送されたばかりで、録画しておいてラッキーでした。

 成宮さんが出演した回の今後の再放送について、テレ朝は「検討中」としています。高樹容疑者の分は今後の裁判次第でしょうが、量が多いだけにもったいないですねえ。取り締まる側の警察官の役ではなく、最後にちょっと出てきて世間話するだけの小料理屋のおかみですから。最後のシーンだけカットして放送しちゃうとか。ダメですよね。相棒ファンとしては、再放送ロスはまだまだ続きそうです。

【梅田恵子】(B面★梅ちゃんねる/ニッカンスポーツ・コム芸能記者コラム)